Synthesizer V|語尾を自然にフェードさせる方法【silノート調整】
Synthesizer Vで歌を作っていると、
語尾が「ブツッ」と切れてしまうことがあります。
伸ばし音の余韻を自然に作ろうとすると、
- ノートの長さを微調整する
- AIリテイクを試す
- テンションやブレスを少し調整する
といった方法を試すことが多いと思います。
私もこれまで、
ノートの長さを調整する方法で語尾フェードを作っていました。
しかし、制作の中で試行錯誤しているうちに、
もっと簡単に自然な語尾を作れる方法を見つけました。
それが
空白の「silノート」を使う方法です。
Contents
これまでの語尾調整
これまでは、Synthesizer Vの語尾を自然にするために
- ノートを少し短くする
- ノートを少し長くする
といった方法で、
伸ばし音の余韻を調整することをしていました。
この方法でも自然なフェードは作れるのですが、
複数の調整を組み合わせないと上手くいかない
ことがありました。
そのため、語尾の調整には
試行錯誤が必要になることが多い印象でした。
「糸」のカバー制作で起きた問題
今回、中島みゆきさんの「糸」のカバーを制作しているとき、
伸ばしフレーズの語尾がどうしても綺麗にフェードしない場面がありました。
ノートを
- 少し短くしてみる
- 逆に少し長くしてみる
など、いろいろ試してみたのですが、
どう調整しても自然なフェードにならないことがありました。
もしかすると、
歌っているボイス(歌声データベース)の違い
なども影響しているのかもしれません。
たまたま見つけた方法
色々試しているうちに、
伸ばしノートの後ろに「silノート」を連結する
という方法を試してみました。
すると、
とても綺麗にフェードアウトする
ことに気づきました。
他のフレーズでも試してみた
最初は偶然かと思ったのですが、
- 他の伸ばしフレーズ
- 別の場所の語尾
にも同じ方法を試してみたところ、
どのフレーズでも自然なフェードが作れる
ことが確認できました。
試行錯誤してノート長を調整するよりも、
伸ばしノート → silノート
という構造にする方が、
安定して綺麗な語尾を作ることができるようです。
silノートを使った語尾フェード
実際の調整例はこちらです。

伸ばしノートの後ろに
silノートを追加することで、
声のエネルギーが
silノートの終端に向かって自然に減衰します。
その結果、
- 語尾がブツッと切れない
- 声が自然に消えていく
- フェードアウトのような余韻になる
という効果が得られます。
作業手順
作業はとても簡単です。
① 伸ばしノートを少し短くする
② 後ろにsilノートを追加する
これだけです。
この方法のメリット
この方法の一番良いところは、
試行錯誤がほとんど不要なことです。
従来の方法では、
- ノート長を何度も微調整する
- 調声パラメータを変更する
といった調整が必要になることもありました。
しかしこの方法は、
ノートを少し削る
+
silノートを追加
これだけで
安定して自然な語尾フェードを作ることができます。
調声作業もかなり楽になります。
まとめ
Synthesizer Vで語尾が不自然になる場合は、
- 伸ばしノートを少し短くする
- 後ろにsilノートを追加する
この方法を試してみてください。
シンプルな方法ですが、
とても自然な語尾フェードを作ることができます。
